校長より
西陣小学校と今熊野小学校で授業を始めて、2ケ月が過ぎました。慣れない環境での授業で、生徒は普段経験したことのない「不便」と多少の「我慢」を強いられたことでしょう。「便利」と「欲望」の時代にあって、「不便」と「我慢」は時代錯誤のように受け止められがちですが、逆に「不便」や「我慢」を通して、今日のありがたさを実感したのも事実です。
また「無駄」や「惜しい」を表す日本語に「もったいない」という表現があります。この言葉は、校長が子供のころに「お百姓さんが一生懸命作ったお米だから、ごはんは一粒も残してはいけない」とおばあさんから言われた記憶があります。お米に限らず、こうして日々の生活の中で自然に教えられる中で、知らず知らずのうちにあらゆるものに対する感謝と尊敬の気持ちを大切にするようになっていたように思います。
環境と人権に対する長年の貢献が評価され、アフリカの女性として初めてノーベル平和賞を受賞したワイガリ・マータイさんが、日本を訪れた際に、「もったいない」が大きな意味を持つことを知り、感銘を受けたそうです。そこでマータイさんはReduce(ゴミ削減)Reuse(再利用)Recycle(再資源化)+Respect(尊敬)を提唱し、「MOTTAINAI(もったいない)キャンペーン」をスタートさせました。
ユネスコスクールの認定を受けている平安女学院中学校・高等学校では、ユネスコ憲章に基づき、地球規模の諸問題、とりわけ環境や人権に関する活動を実践し、かつ国際理解教育を推進したいと考えています。今後は、平安女学院の建学の精神に基づき、ユネスコスクールの理念と「もったいない」活動を積極的に教育に取り入れて、自律心、判断力、責任感を育成する教育を進めてまいります。保護者の皆様にもご協力とご支援をお願いいたします。
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