校長より

2026年度2学期 始業式あいさつ

2026年度2学期 始業式あいさつ

今日から2学期が始まります。夏休み中、皆さんはさまざまな体験を重ね、元気にこの始業式を迎えてくれたことを大変うれしく思います。 

しかし、楽しいはずの夏休み中にも、地震や豪雨によって大切な命が失われる悲しい出来事がありました。千葉・熊本・福井など被災地にもみなさんの先輩が暮らしています。今、こうして皆さんとともに2学期を迎えられることに感謝し、亡くなられた方々への思いを胸に、静かに始業式を始めたいと思います。 

さて、今日9月1日は「防災の日」です。 

私たちの住む日本は、美しい自然に恵まれた国である一方、地震、津波、台風、豪雨、土砂災害、火山噴火など、さまざまな自然災害に見舞われる国です。近年しかり、今後30年以内に高い確率で発生すると予測されている南海トラフ地震についても、私たちは決して他人事として考えてはいけません。 

災害は、いつ、どこで起こるかわかりません。学校にいる時かもしれませんし、家庭や外出先かもしれません。しかし、どのような状況であっても、最も大切なのは「命を守る行動」をとることです。 

そのためには、日頃から正しい防災の知識を身に付け、避難場所や避難経路を確認し、家庭や地域でも備えを行っておくことが重要です。そして、「自分の命は自分で守る」という意識を持ちながら、周囲の人と助け合う心も育てていかなければなりません。「知る・備える・行動する。」これが防災の鉄則です。 

また、防災は特別なことではありません。日頃から交通ルールを守ること、危険な場所に近づかないこと、周囲の状況をよく見て行動することなど、安心・安全を意識した生活の積み重ねが、防災につながります。一人ひとりが安全を大切にする意識を持つことで、学校全体の安全も守られていきます。 

2学期は、文化祭をはじめ、多くの行事があります。楽しく充実した学校生活を送るためにも、自分自身と仲間の命や安全を大切にし、安心・安全を常に心掛けながら生活してほしいと思います。そのため、今学期は、様々な事態を想定した避難訓練を実施します。 

そして本日は、防災の日にあたり、生徒会でも防災について考える大切な取り組みを計画してくれています。また、今朝は生徒会とユネスコ部が早速募金活動を行っていました。この後、生徒会長から、その思いや企画について皆さんに伝えてもらいます。全校生一人残らず、防災について真剣に考え、自分にできることを見つける機会にしてほしいと思います。 

それでは、中学高校生徒会のみなさんにお話の続きをお願いします。  


 


まず、「防災の日」が制定された背景について説明します。9月1日は、1923年に発生した関東大震災の教訓を忘れず、防災意識を高める日として定められました。私たちは災害のリスクと隣り合わせで生活しているからこそ、災害が起きてから慌てるのではなく、日頃から備えについて考えておくことが大切だと考えました。そこで、生徒会中央執行委員会では、文化祭で防災をより身近に感じられる生徒会企画を実施することにしました。 

そのきっかけとなったのは、この夏、7月28日に発生し、最大震度7を観測した熊本の地震です。 

熊本では、この夏の地震が発生する10年前にも、震度7の地震が2度発生し関連死を含めて270人以上の尊い命が失われ、全半壊した住宅は20万棟を超えるなど、甚大な被害がもたらされました。その復旧・復興への取り組みが現在も続けられている最中に、再び今回の大きな地震が襲いかかったのです。 

熊本県の苦しみを目の当たりにし、私たちは、災害とは決して「過去に起こった遠い出来事」でもなく、「自分たちに無関係なもの」でもなく、「今、この瞬間にも起こり得る現実」であるという大切なことに気付かされたはずです。 

この気付きを私たちの実生活にどう生かしていくのかを共に立ち止まって考えるために、文化祭の生徒会企画では、募金や物資による熊本支援に加え、「私たち自身が災害について深く考えること」そのものに焦点を当てます。 

「災害の恐ろしさや被災者の経験について知ること」、「日頃から自分の身を守るための防災について考えること」、そして「今の自分たちに何ができるのかを真剣に想像すること」なら、今の私たちにも必ずできるはずです。 

そこで、3日のLHRを使い、中高全クラスで災害や防災について考える時間をもって頂きたいです。さまざまな視点から自由に意見を出し合い最終的に、クラスで出た貴重な意見は1つに集約し、文化祭生徒会企画の時間に、全評議員から学校全体へ向けて発表してもらいます。 

ただ熊本地震について知って「大変だった」と一言で終わらせるのではなく、そこから日本全体で起こりうる災害に目を向け、そして「自分たちには今、何ができるのか」を一人ひとりが真剣に考えられる、そんな価値ある時間にしたいと考えています。この企画をきっかけぜひ一緒に考えましょう! 

平安女学院中学校高等学校

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TEL:075-414-8111

2027年度 入学案内パンフレット

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