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【中・高】生徒による4.30東日本大震災被災地応援行事への

東日本大震災から49日目にあたる4月30日(土)、午前中は被災地応援実行委員会によるイベントが行われ、午後からは新井満さんを迎えてのチャリティーコンサートが催されました。 午前中のイベントは、生徒たちが考えた盛りだくさんの内容で、その一つ一つに願いが込められていました。「自分たちができることを考え、考えたことを行動に移す。」その思いが実行委員の輪を日に日に拡げ、生徒らしい支援の取り組みを考え出していきました。 例えば、支援物資には、ノート・鉛筆・鉛筆削り・消しゴムのセットを選び、「ノートにはメッセージを貼り付けよう」と、実行委員会は下記のようにメッセージの書き方について下記のように呼びかけました。 「『頑張ろう』とは書かないで下さい。被災された方はもう十分頑張っていますから!」 「支援物資は十分足りている」との報道もありましたが、文房具は予想通り不足していました。連日放課後には、文房具を持って来てくれる生徒が増えていきました。また、「疲れている時は飴をなめたらいい。」という声で、飴も集めることになりました。 小さい子には…?おばあちゃんには…?避難所暮らしには…?心の休息には…?何がいいだろうか。自分がその立場に立って支援物資の種類を増やしていきました。 募金の集め方も工夫しました。「値段を付けない買い取りバザー」を考え出しました。そのための品物も十分集まりました。オリジナルタオルの作成にも取り組みました。タオルは当日すぐに完売でした。 当日の企画については、生徒の繋がりを生かして出演者を見出しました。試合を目前にしたクラブも- 4.30イベント -のための演技を準備しました。時間内におさまるよう演奏・合唱を工夫しました。多くのクラブ員が企画を、表で、裏で支えました。 「轍・わだち」の連日発行も成し遂げました。京都在住被災者へは、当日の招待状を届けました。 集まった募金は263,700円、支援物資は段ボール箱で48個。支援物資は、株式会社カシックス様の全面的ご協力により石巻中学校のほか、気仙沼各所にむけて搬送されます。 5月2日(月)の「轍」には実行委員長・副委員長がお礼と感想を掲載しました。そこには生徒たちの熱い思いと、温かな心、活動への確信や決意が書かれていました。未来を担う若者としての逞しさが感じられました。 ご理解とご協力に感謝申し上げます。  

2011.4.30 イベントプログラム被災地応援実行委員会だより「轍」
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