12月14日土曜日、例年になく暖かく晴れた日、エディホールは愛の光と高校3年生による天使の歌声に包まれました。
昼の部、夕の部を合わせて800名近くの来場者がありました。
ご来場くださった皆様、心よりお礼申し上げます。
神さまは、わたしたちを愛するがゆえに大切な独り子をこの世に遣わし、わたしたちがどんなときも一人ぼっちではないこと、どんな状況にあっても愛されるべきかけがえのない存在であることを知らせてくださいました。
それは、雲の上の高いところから、「大丈夫、あなたは愛されているよ」と声をかけるのではなく、わたしたちのいる低い場所へ下りてきて苦しみや悲しみを同じように担い、共に生きてくださることによって示されたのです。
このキリストの生き方に倣い、ご自分のすべてを貧しく、困難な状況にある人々のために捧げられたのが、12月4日にアフガニスタンで銃撃され亡くなった、クリスチャンの医師、中村哲さんでした。
平安女学院中高は20年近くにわたり、このカンタータで捧げられたクリスマス献金の一部をペシャワール会へお送りし、中村さんの活動を支援してきました。
今、中村さんは天国へ帰られましたが、その存在と働きは、あの最初のクリスマスに輝いた星のごとく、わたしたちにイエス・キリストの平和への道を指し示してくれています。
その希望の光を見つめながら、本当の平和とは何か、この星の住人としてのわたしたち一人一人の役割とは何かを、ともに考えていくことができればと思います。
この日に生徒、教職員、来場者の皆様によって捧げられた献金は、338,986円となりました。
全額を、中村さんの活動を今後も継続されるペシャワール会を含む、国内外の援助を必要としておられる人々を支援する諸団体へお送りさせていただきます。
ありがとうございました。