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【校長メッセージ】2018年度 No,3

4月9日(月)の始業式では、その前夜に起きた島根県の大地震が心配ですと言いました。今日の終業式でも、始めに自然災害のお話をしなければならないのは本当に残念です。 私たちはもう災害が人事ではないことを1学期の出来事から学びました。被災した生徒・教職員のみなさんはもちろん大変でした。被災されてない生徒のみなさんも、休校になったり、団体鑑賞が延期になったり、幼稚園・保育園実習が中止になったり、JRの全区間運休や避難勧告の発令など、これまでなかった災害関連の出来事を経験しました。観測史上初めての気象現象は日本だけではありません。改めて、いついかなる時の災害にも、命を守る行動が取れるように心がけることが求められている時代です。学校もみなさんの命を守るために万全を尽くせるように、不備な点を改善していきます。 今日みなさんには「いのち」を考える冊子が配られます。「命ほど大切なものがない。」その思いを教職員たちが綴ったものです。夏休み中に是非読んでください。 さて、1学期を振り返るひと時をもちましょう。 高校3年生は体育祭で全校を盛り上げるために力を出してくれました。本日配布されるメール便には中学1年生の保護者の感想が載っていますが、みなさん大変感動されています。これはみなさん全員の力もさることながら、最上級生の功績が絶大です。 高校2年生は、生徒会役員を中心に、委員会活動の活性化をめざして動きはじめました。学校の主人公は生徒です。よりよい学校づくりに生徒会を中心に動き出した事は前進です。 高校1年生は、評議委員会の定例化や、学級便りの発行を生徒自身の手で担う動きを作り出しています。 中学3年生は、担任や教科担当者の変更にもかかわらず、落ち着き学習に取り組む意欲を見せだしています。 中学2年生は地域のお年寄りの施設訪問にしっかり取り組見、ご高齢の卒業生からも喜ばれました。 中学1年生は、何もかも初めての経験を怖気づくことなく楽しく取り組んでいました。 先ずは、自分の1学期の行動にマルを1つはつけてください。 今年度の目標は「安心・安全・成長」を保証できる学校・クラスの環境づくりです。この点においてはまだ、十分といえない面があります。1匹の羊が迷った時、99匹が元気だから1匹を残して羊飼いは山を降りる事はしません。教室に1人悩んでいる人がいたら、その人をほったらかしにしない、それと同じです。私たちの学校では聖書の教えから、生き方を学んでいます。羊飼いの行動からあなた方に学んで欲しい事は、自分とは少し違う言動をとる人や、弱っている人がいたら、その人のために、あなたの時間を使うことです。それができたか、振り返ってみましょう。 お互いがお互いのために何か役に立つ行動ができたとき、「命が生かされている」といいます。この長い夏休みの間も、あなたの命が生かされることを願い、2学期の始業式には全員が心も体も丈夫で健康で登校できることをお祈りしてお話といたします。
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