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3.42019
【校長メッセージ】2018年度 No,4
第71回高校卒業に向けて、校長メッセージ ~母校から永遠のエールをあなたに~
今日で終わり…この学び舎で過ごす時計の針をもう進めることはできません。 明日からのあなた方は、それぞれ望んだ居場所で、かけがえのない時を刻むのです。 その始まりに向けて贈りたい思いがいっぱいです。 先ず、自分を「慈しむ心」を忘れてはなりません。 あなたは、誰にも代わることができない唯一無二な大切な存在です。 自分を慈しむ人であればこそ、他人も慈しむことができます。 見知らぬ人もまた、唯一無二の大切な存在です。 次に、「寛容な心」を養わねばなりません。 あなたは、広い世界で、大勢の人々と共に生きる存在です。 喜びも悲しみも分かち合い、支え助け合いながら、理解しあう喜びを味わうのです。 寛容な心は、愛情の証です。 そして、「希望」を持つことです。 あなたには、可能性という窓を開く機会がいつでも、どこでも与えられています。 希望を持つために必要な力は、可能性を信じる力と、健康な心です。 希望を持つことは、生き方を前向きにします。 最後に、戦争だけは二度と起こさせない社会の作り手にならなければなりません。 人類の幸福は、「平和」が前提です。「戦争」はすべてを奪いつくします。 憎しみが生み出すものは何もありません。 世界で唯一の被爆国で、生まれ、育ったあなただからこそ、 世界の平和を実現する人として歩んでください。 あなたの学び舎は、あなたにすべての人の「命」の大切さを伝え続けてきました。 「平和」の大切さを伝えてきました。 旅立つ日に、あなたが、これらのメッセンジャーであるようにと願うばかりです。2019年3月1日 卒業の日に
校 長