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【中高】2020年度 人権学習会

10月1日(木)6,7限の時間を使って人権学習会が行われました。今年度のテーマは、「平和」ということで、絵本作家の浜田桂子先生を講師としてお招きしました。いのちの尊さを伝えるご自身の多くの絵本の中から、今回ご紹介いただいたのは、「へいわって どんなこと?」という一冊。中国、韓国の絵本作家と協力し、加害、被害の枠を取っ払い、子どもたちの目線で描き上げられるまでの制作中の裏話を織り交ぜながら、生徒たちの心にストレートに届く言葉でお話くださいました。
3密を避けて、高校生は当日録画していただいた動画を教室で、中学生は体育館で生の講演をそれぞれ聞きました。高校生は時間をかけて感想文をしっかり書き、中学生は、講演の後、三学年縦割りの小グループに分かれて、意見交流を行い、講演の感想と平和の実現に必要なこと、具体的にどのようなことができるかということを分かち合いました。
コロナ禍において、平和とは戦争がない状態だけではないということに気づかされ、本当の平和を追求する新たな生き方を一人ひとりが考えさせられた貴重なひと時となりました。

平安女学院では、人権の3つのテーマ<平和>、<いのち>、<多様性の尊重と共生>を3年のサイクルで扱い、その年のテーマは、人権学習会だけでなく、一年を通しての様々な宗教行事や朝の礼拝の時間に取り上げられます。

本校の人権教育について、現在大学で学んでいる卒業生が校長へ宛てた手紙の中で触れてくださった一文を紹介いたします。

「前期授業でとても意欲的に取り組めた授業がありました。それは『人権教育論』です。『人権』というワードを耳にすると、クラスメイトたちは少し嫌悪感に近いマイナスイメージを持っているようでした。でも私は全くそうではありませんでした。なぜなら平女の6年間で様々な視点から人権の授業を受けられたことで、ハードルを感じることなく、素直な気持ちで授業に参加することができたからです。人権をおろそかにしてはならないと強く実感しました。6年間の学校生活でたくさんの機会と経験を与えてくださった平安女学院に改めて感謝でいっぱいです。ありがとうございました。
 卒業してから半年以上が経とうとしていますが、私はやっぱり、平安女学院が大好きです。また、遊びに行かせてください!」

(京都教育大学1回生 竹村青依さん)

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