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12.262025
【校長メッセージ】2025年度2学期終業式あいさつ
イエスの誕生をお祝いする大切な礼拝であるクリスマスカンタータで2学期を締めくくる本校の伝統は、92回目を迎えた今年もまた、多くの卒業生に見守られながら、無事に後輩にバトンを渡しました。卒業生からは感謝のメールが送られてきていました。高校3年生の皆さんご苦労様でした。ありがとう。
さて、物事の始めと終わりの間には節目があります。区切り・転換点です。始業式や終業式が行われるのは、この節目で私たち教職員はもとより皆さんも、過ぎた時間で経験したことを振り返り、整理し、学んだことや、自己の成長を確認する機会としながら、更に新たな目標を立てた上で、気持ちを切り替える時間でもあります。
では、皆さんに振り返りを求める前に、私自身は2学期、何が嬉しかったか、辛かったか。悲しかったか。恥ずかしかったか。そして何に感動し、何を悔やんだかについて少しお話ししておきます。嬉しかったことは、クラブや個人が様々な目標に向かって励んでいる姿が見えたこと。特に中学テニス部が全国大会出場権を獲得したことや、「平女子ども食堂」を実現してくれた生徒がいたことは、初めてのことなのでうれしさ倍増でした。悲しかったことは、私の姿を見て、スカート丈の注意を受けたくなくて逃げていく生徒がいたこと。恥ずかしかったことは、お行儀が悪い生徒の様子を外部の方々から注意指摘を受けたこと。感動したことは、高校1年生の大八木さんの古典の日朗読コンテストの朗読(大賞受賞)です。この後披露してもらいます。悔やまれたことは、平女に憧れ入学してくれた生徒の期待に応えられずに、数名の生徒が学校を去って行ったことです。これについてはこれ以上話すと泣けてきますからここまで。振り返りが難しいと思う人は、こんな感じでいいので、自分の成長と課題を、今日のような節目ごとに整理し次のステップに進まれることをおすすめします。
ところで、学校という場所の目的は何なんでしょうか。来学期を前向きに向かえるために確認しましょう。学校とは、あなたの個性・能力・価値観・行動の仕方、これを人格と言います。この人格を、あなた自身の力で磨き高める場所です。一方私たち教職員にとっては、生徒一人一人に、適切かつ最良・最大限のサポートができるように自分自身の教育力を高めるための学習が求められている場所です。つまり、学校は生徒も教師も職員もともに学習し、成長していく場所です。
そこで皆さんに問題提起します。とっても大切な学校という教育現場が困った状態になっているという認識を共有し、平安女学院のあるべき姿を考えようではないかという提案です。子供の数が減っているため公立学校の数を減らす動きが都市にも地方にも広がっている。女子校や男子校を廃止し、共学校に変える学校が増えている。経営状態が悪化して学校を閉じる決断をする私立学校が出ている。そんな状態の中で、本校が魅力ある、憧れる女子校として存続し続けるためには、みなさんの学習や、生活をどのように転換させたらいいのでしょうか。
より魅力的で、この学校の存在意義を未来に向けて伝えられるようにみんなで知恵を集め、行動しようではありませんか。みなさんの力に期待しています。 以上


