校長メッセージ

平安女学院中学校・高等学校
校長
今井 千和世

2022年度 始業式 あいさつ

昨日新入生を迎え、中学190名、高校454名、全校644名で2022年度のスタートが切られました。
私は昨日の入学式で、あなた方は何ものにも勝る宝ものですという話をしました。その続編を話しましょう。

まず、谷川俊太郎の「宝だから」という詩の冒頭を紹介します。

「本当に大事なものはあるだけでいい 本当に大切なヒトはいるだけでいい 何でも誰でもあることいることで始まっている 朝 空がある 曇っていても晴れていても 昼 友だちがいる 気が合っても合わなくても 夜 働く人がいる 君が夢を見ている間に」

私は、なるほどと、やけに納得しながら、本当に大事なものを見失わないでおきたいと心に誓いました。
そして「天に星 地に花 人に愛」という言葉を思いました。これは当たり前のことですが、その当たり前の危うさが刻一刻と迫ってきていることにどう対処すべきかも考えています。地球の環境問題についていえば、みなさんもそれなりに感じるところがあると思うので、自分ができることに取り組んでいるでしょう。貧困や平和の問題についても、心を痛めながらできることをしたいと願っていることでしょう。
今すぐにできないことも、いずれにせよ、行動する大切さを自覚している以上、行動というスイッチを入れてくれるものと期待しています。今年度の聖句は「光の子として歩みなさい」です。つまり、あなたは人に希望を与えられる人として存在している自覚を持ち、希望を見失いそうな人々に希望を与える行動をしましょう。
新年度にあたり、あなたの行動目標を、この聖句に基づき定めてほしいと思います。

ところで、2022年度から平安女学院、初の試みがいくつもあります。
まず、学校週5日制です。次に、クラブ活動の考え方の変更に伴う改定です。そして、高校1年生からコース合同授業開始です。また、18歳へ成人年齢引き下げに伴い、高校生のアルバイト禁止や自動車免許取得禁止を廃止しました。生理の貧困問題を考え、解決する手段として、トイレに生理用品を設置することを生徒会が決めました。開門時間も8時になりましたし、みなさんへの連絡ツールも新しい便利な機能に切り替わります。これらいずれも「よりよい教育とはどうあるべきか」時間をかけて検討した結果です。慣れないことも あろうかとは思いますが、なぜそうしたか考え、理解してほしいと思います。
もしも、みなさんの柔軟な頭で、学校生活をこう変えていけばもっと素敵な学校になると思うアイデアがあれば、生徒会に意見を出し、広く論議するようにしましょう。学校の主人公は生徒です。みなさんがより快適で安心安全に過ごせる学校はどうあったらいいか意見を出し合うことが大切です。

最後に、みなさんには、すてきな大人になってほしいと思っています。そのために必要な力を紹介しておきます。
まず、自分を大切に思う自尊感情を育むことです。次に、自分と同じように隣人の思いに心を寄せる共感力を育むことです。そして、自分の頭と心で何が正しいのか、どうすればよいか考え判断し、それを伝えられる対話の力を鍛えることです。この3つの力は、多様性を重んじ、平和を実現するために必要な力です。
失敗なんか恐れるに足りないものです。体験に失敗はつきものです。学校は失敗が許されながら成長する場所です。みんなで楽しく充実した学校生活を作っていきましょう。

2022年4月11日

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