校長メッセージ

平安女学院中学校高等学校
校長
今井 千和世

2024年度 終業式 あいさつ (1学期)

今日で1学期が終わりますがみなさんのご機嫌如何ですか。梅雨から初夏にかけては、体調が優れない人が多い時期と聞いていますが、人間は何をするにしろ、心身の健康を維持することが重要ですから、みなさんには、睡眠と食事を大切にできる生活を、常に心がける事に勤めて欲しいと願っています。

さて、今学期を振りかえるために、最初に4つの質問をします。

1問目は「あなたは、今学期、自分で自分をほめることがどれだけできましたか」

自分自身のために頑張ったことも、人のために働いたことも全部ひっくるめて、決して、人とは比較せずに、人の評価を気にせずに、思い出してみてください。そして、可能な限り三者面談では、それを担任に伝えてみてください。本校の教育が目指している目標は、生徒みんなが「自分を好きになる」「自分を大切に思う」自尊感情・自己肯定感を身に付けることです。この目標を達成することは日本ではそうたやすくありません。あれができてない.これも不足している。反省して次に臨みなさいと指摘を受け、反省と努力が求められる日本の学校・社会ですから。しかし、自分を自分で評価して、自分を褒める力は、人生を生きる上でとても重要な力です。是非、自分を褒める力を身に付けるために自分を褒めてください。 

2問目は、「今学期心の底から、楽しめたことがありましたか。」

楽しいと思うことも人それぞれです。楽しい経験が脳を良い意味で刺激すると言われています。

3問目は、「失敗を気にしないで、何かに挑戦できたことがあったでしょうか。」

私はあります。その話はまたの機会にお話しします。

4問目は、「何か新しい発見や興味関心をひいたものがあったでしょうか。」

以上4つの質問について、1学期を振り返る物差しにしてほしいと思います。なぜならば、この4つの質問に共通していることは、人が成長するためのキーワードだからです。

これらに関連しているアルベルト・アインシュタイントいう理論物理学者が残した明言を紹介して、1学期の振り返り方のお話とします。名言の1つ目。「何かを学ぶためには、自分で体験する以上にいい方法はない」2つ目の名言は「失敗をしたことのない人は何も新しいことに挑戦したことがない人である。」

お話の最後は、夏休み中のみなさんの活動を紹介して、激励の気持ちを届けましょう。

本日配布される「7月のたより」には、夏休み中の活動が紹介されています。クラブでは、体操部のインターハイ出場。バトン部・ダンス部・コーラス部・ユネスコのみなさんの地域のイベントに参加協力、吹奏楽部のコンクール出場の他、各クラブの夏季大会やコンクールの出場があります。また、昨日姉妹校交流でオーストラリアに出発した生徒もいますし、原爆投下の8月6日に広島を訪問し礼拝に参加する生徒、「新聞を教育に生かす全国大会」へ中学2年生が出場するほか、保育園幼稚園実習や、文化祭の準備など多種多様な活動が盛りだくさんです。

さあ、長い夏休みに入ります。日頃やりたいと思っていたことがやれる時間が与えられています。また、2学期に予定されている学習や行事のための準備にあてることもできます。

また、図書館だよりが興味深い本を紹介してくれています。読書はドラえもんの「どこでもドア」のようなものだと言われています。ページをめくるといろんな世界に出会えます。まず1冊くらいは読んで欲しいです

では、みなさんが元気に2学期を迎えられるように願い終業式のお話を閉じます。

2024年7月19日

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