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3.182025
【校長メッセージ】2024年度3学期終業式あいさつ
この1年で、みなさんは随分と成長しことでしょう。皆さんの成長は、まるで時間との競争のような勢いがあります。見ていて嬉しくもあり、羨ましい限りです。
ところが、自分ではその成長がなかなか自覚できなくて、「どうせ私なんて」と自分を否定的にとらえて悲観してしまうこともありますが、それでは自己肯定感が身につきません。
本校がみなさんに身につけてほしい3つの力の土台の力が、自己肯定感ですから、あなたの成長については、周囲の人たちの好意的な評価を聞いて、受け入れましょう。そうすれば、成長した自分を自覚して、自分を褒められるわけです。もちろん人に褒められなくても自分で「よくやった。」「頑張った。」と自分を肯定的にとらえられたらそれに越したことはありません。
私は、みなさんには、ポジティブ思考で暮らしてほしいと思います。ポジティブつまり、考え方や感情、行動に対するあなた自身の姿勢が、できないことより、できたことを見つける姿勢や、前向きに考える態度のことです。このポジティブな暮らし方を身につけると、ストレスや不安が少なく、人間関係で悩むことも少なくなります。心と体にいいわけです。しかし、自分はネガティブ思考だからと思っている人に対しては、魔法の言葉を送りましょう。「大丈夫」「私は頑張った」「失敗したらやり直せばいい」この他にもいくつも自分を前向きにしてくれることばがあります。自分にピッタリするものを見つけてください。因みに、ネガティブ思考は、自分を認めにくいだけでなく、悪い方向に物事をとらえてしまいがちなので、人間関係もつまずきます。たとえば、「有難う」の感謝の気持ちに対して、「本音は感謝してない」と捉えるとなれば、相手との信頼関係は作れませんね。
ところで、「ネガキャン」という若者ことばがありますね。ネガティブキャンペーンと言って、人の悪口や批判的なことばをまき散らして、相手の評価を落とすことです。そんなことは、横行させてはなりません。みなさんには、そんな卑劣な行動をとるようなことは決してないようにと伝え、物事を前向きに肯定的にとらえて、多くの人たちと、良い関係性を築ける人となりを身につけるために、ポジティブな考え方や態度を身につけることを願います。
今日は、学習評価が伝えられますが、落ち込んで、反省しても、成績は回復しません。通知表の評価を見つめて、前向きに自分自身のそれぞれの学習結果についての課題を見出してください。そうすることで、次年度の学習目標が定まり、やるべきことが明らかになり、成績向上につながります。
春休みはそんなに長くありませんが、「何か私にできることはないか」を考え実行してみてください。あなた自身のために、そしてあなた以外の人のために、どんな些細な事でも構いません。あなたには、できることがたくさんあります。あなたができることを成し遂げた時、あなたは自分で自分をほめるのです。「私にできた。」「私は頑張った。」だから「私は私が好きだ。」と。その繰り返しが、自己肯定感を高め、隣人を慈しめることにつながります。
では新学期に、また元気なみなさんに会えることを楽しみにしています。
では新学期元気に登校しましょう。