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9.22025
【校長メッセージ】2025年度2学期始業式あいさつ
おはようございます。みなさん心身の調子はいかがですか。まだ残暑が厳しい上、休暇中の生活リズムとの切り替えで学期始めは不調を訴える人もいるかと思いますが、自己管理を怠らずに2学期のスタートを上手に始めて下さい。
今学期からいくつかの点について変わったことがありますからお知らせをしておきます。
1つ目は、先生の交代についてです。保健室の先生がご都合によりお休みになります。今日から来ていただく先生は以前本校で働かれていた大ベテランの先生です。学校の様子をよく理解いただいているので保健室の利用は安心してください。もうお一方は、産休で10月よりお休みになる先生に変わり、新しい先生に来ていただきました。先生は、これまで様々な経験がありますから色々教えてもらえそうです。楽しみですね。
2つめは、施設面についてです。すでに登校時に気がついたと思います。玄関に壁画ができました。壁画に描かれているのは広い宇宙です。太陽系の惑星である地球は、本来の理想的な姿が失われつつあります。温暖化・自然災害・危機に瀕する野生動物たちなど地球の悲鳴が日増しに大きくなる中で、私たちの生き方・暮らし方が問われています。そこで、本校に関わりを持つすべての人に課せられたミッションと願いを記しています。壁画の中には、信仰・希望・愛の精神を3本の剣の形にして表した校章が8つ隠されています。それを見つけながら、書かれている文言を理解、意識した学びを進めることを願っています。 もう一つは、ずいぶん使い古した体育館の照明と音響の設備を新しくしました。
3つめは、新しい姉妹校の紹介です。モンゴルの首都ウランバートルにあるゲル地区に5年前に作られた公立共学の小中高一貫校です。学校名はウランバードル市第149学校といいます。7月に天皇皇后両陛下が訪問されていた学校です。今年度中に双方での訪問交流が実現できると思います。内容について決まり次第詳細を案内します。お知らせは以上です。
次は、夏休み中にオープンスクールをはじめとした入学生を増やすための活動に、猛暑にもかかわらず、参加協力してくれたクラブや生徒のみなさんに感謝を伝えます。私立学校は少子化が進む中で、母校を存続発展させるために入学生を集める活動が必要です。とりわけ、この活動は、共学が好まれる傾向の中で女子校にとってはより重要な活動です。オープンスクールや地域のイベントで生徒のみなさんの清々しく、生き生きとした姿が、学校の好印象につながって、入学したいと思ってもらえています。ありがとうございます。
最後に、2学期の各学年の大切な経験を確認しておきます。
中学1年生は、収穫感謝の祈りを込めての食品提供の目的を呼びかけてください。2年生は教室から飛び出した校外学習で見聞を拡げてください。3年生は被爆地長崎と被災地熊本で人の痛みに共感できる力を養ってください。高校1年生は、英会話プログラムを通じて英語対話力を向上させ広い社会に関心を持ってください。2年生は戦後80年を意識した平和学習を研修旅行で充実させてきてください。3年生は受験勉強にとどまらず、様々な学習を積みあげ、賢い有権者になるようにつとめて下さい。