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【校長メッセージ】2021年度 No,4 終業式挨拶

2021年7月17日

おはようございます。
今日7月17日は、本来ならば祇園祭の山鉾が市中を巡行する日です。それを中学生は見学に行く年もありましたが、今年もコロナのために巡行は中止となりました。しかし、今年は山鉾が建てられ祇園ばやしが演奏されていましたから、道行く人の心に一時の京都の夏の風情を届けています。祇園祭は1100年以上昔から、人々の健康で平和な暮らしを願うために、戦争などの苦難を潜り抜け行われてきました。祇園祭は四条の通り周辺の鉾町に住む人々、つまり町衆の心意気によって長きにわたり引き継がれてきた日本三大祭りの一つです。

私はこの「心意気」という言葉を大切にするように教えられてきました。
心意気の意味には、真実な気持ち、気概・気骨という意味あいが含まれています。
「正しいことに向かって問い続ける姿勢」であり「自分の考え方や信念をしっかり持ち、強い意志を持って進む力」のことです。この心意気の意味通りに今を生きている人で、皆さんと同世代の女性といえば誰を思い起こせますか。
私は、グレタ・トゥンベリさんと、マララ・ユスフザイさんを挙げたいと思います。グレタさんは、地球環境を守るため行動しているスゥエーデンの18歳の高校生の環境活動家です。マララさんは、女性の人権と教育の大切さを命がけで世界に訴え、17歳でノーベル平和賞を受賞したパキスタンの人権活動家です。彼女たちの共通点は、自分自身の信念に忠実であること。一人でも行動を起こす勇気を持っていること。自分の小さな声が社会を変える力であると信じていること。そして、私利私欲を実現するためではなく重要な意義のために力を尽くしていることだと私は思います。また、彼女たちは、権力者や、大人たちに臆することなく正々堂々と数々のメッセージを届けてくれています。いくつか紹介しょう。まず、このメッセージは皆さんもたぶん知っているでしょう。
「1人の子ども、1人の教師、1冊の本、1本のペン、それで世界は変えられます。」教育の力を訴えています。 次は、なぜ「行動」が必要か、若者にはどんな行動ができるかを説いたメッセージです。
「私は声をあげます。声高に叫ぶためではありません。「声なき人の声」を届けるためです。」「今日の夢が、明日の現実になると信じています。私たちの夢を、明日の現実へと変えましょう。」「投票権のない若者ができる最も大きいことは、声を上げることです。」そして、暴力や権力でマララさんたちの活動を阻止しようと様々なデマを垂れ流し、世論を作ろうと画策したタリバン指導者に彼女は真実の大切さをこのように説きました。「真理は必ず嘘を打ち負かす」と。まだまだ紹介したいメッセージがありますが、次の機会にしておきましょう。

さて、1学期が終わる今日、あなたは学校での学びで、あなたらしく成長を遂げたことでしょう。1学期の始業式で、私は皆さんに「愛ある人」としての歩みを進めてほしいと伝えました。
マララさんもグレタさんも特別な人ではありません。自分を愛するように他の人々も愛するために、自分ができることをやっている人です。あなた方も後に続く人です。「声なき人の声」も届く社会が民主主義の社会です。学校は民主主義を学ぶ場です。そのために、学校で働く教職員は民主主義の教え手であると同時に、民主主義の価値の体現者であり、執行者でなければなりません。そのために私たち教職員も力を尽くします。民主主義とは、自分の意見を言うことが第一歩です。皆さんも自分自身の考えを言うことができるように成長しましょう。

本日生徒会・保護者会・教職員代表が一堂に会し話し合う三者協議会が開かれます。
生徒の皆さんからどんな声があげられるか楽しみです。

では、長い夏休みに入ります。健康管理を十分行いながら、日頃できないことにチャレンジできる時間として夏季休暇を有効活用し、一回りも二回りも成長してください。そして、2学期には元気に会いましょう。

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