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【校長メッセージ】2022年度 終業式 あいさつ (1学期)

またもや猛烈なスピードで新型コロナウイルスの感染者が増え、新規感染者が10万人を超えています。
過去最大の感染者数となる見込みですが、予防策は従来通り。行動制限などはしないで、各自の努力で予防に努める方向性が示されていますが、コロナ慣れが十分な予防の障壁になることが心配です。みなさんは油断せずに行動してください。

さて、1学期を振り返る指標の第1は、この新型コロナウイルスの感染にどう対処するかということでした。体育祭の実施の是非・種目しかり、クラスターの防止として部活動の制限範囲をどの程度にするか、学級閉鎖基準をいかにするかなどをはじめ、感染者や濃厚接触者の学習権の保障やメンタルサポートなど色々あります。そのいずれをとっても、生徒のみなさんの理解と協力がなければできないことばかりでした。

1学期を振り返るもう1つの指標は、学校改革です。5日制をはじめ、登校時間の見直しや、校則改定、高校1年生のコース合同授業の開始、部活動の形態変更などがスタートしました。それぞれの改定や変更には必ず「意味と願い」が込められています。5日制や部活動については、生徒のみなさんと教職員の時間の使い方、つまり休日の有意義な暮らし方を作る意味があります。登校時間の変更については、学校内におけるみなさんの安全管理上の問題。校則改定については、みなさんの自由選択権の拡大と、社会性・判断力の育成。合同授業やHRについては、違いを受け入れたり、切磋琢磨するなどの関係性の構築。これらすべてはみなさんが今後生きていく社会の姿を見据えて、必要な力を身に付けるための手段であり、この願いや目的を達成するための改革です。従ってこれもコロナ対策と同様に生徒のみなさんの理解が不可欠です。

先日中学1年生が『校則見直し時代は多様化』という新聞記事に書かれていた「落ち着いた学習環境を作るために厳しい校則を徹底してきた」という箇所に注目してこう述べました。「私の学校はたくさんのルールがあるわけでありませんが、落ち着いて勉強ができないということではありません。それは大多数の人が気持ちよく学校生活を送ろうと考えているからではないでしょうか。校則だけを変えるのではなく、子どもも、大人もこれまでの自分の考え方を変えて行動していかなければいけないのではないかと思います」と。みなさんはどう思いますか。

ところで、みなさん一人ひとりには個性があります。その個性に磨きをかけていく、つまり成長するということです。これが教育の目的です。同じように学校にもそれぞれ個性があります。私立はその個性が際立つ学校です。平安女学院の個性は、1つは「キリスト教の教えを大切にすること、つまり、博愛の精神と、平和の実現」です。もう1つは「物事について感じ考えながら人として大切なことを身につけていくこと」です。この2つが建学の精神に「知性を広げ、望みを高くし、感受性を豊かにし、そして神を知らせる」という言葉で表しています。女子校という個性もあります。一連の学校改革は、平安女学院の個性を磨くことにならなければなりません。その営みに参加しているのが644人の生徒の皆さんです。

2学期も文化祭をはじめ行事が盛りだくさんです。1学期を振り返る2つの指標であるコロナと学校改革についてよく注意しながら、よく考えて行動できるようにしてほしいと強く願い、終業式のお話を終わりとします。

2022年7月19日

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