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【校長メッセージ】2022年度 終業式 あいさつ (2学期)

今年も残すところ2週間になりました。
1年が早く感じられると思っていたら、チコちゃんに、「年を取るほど1年が早く過ぎるように感じるのは、感動がなくなったから」と教えてもらいドキリとし、慌てて私は何に感動しただろうかと考えてみれば、高校3年生のカンタータの取り組みに心が動かされていることに気づきました。
これまでのカンタータは、音楽の授業で歌の練習を重ね、先生方の指導の下、下級生が裏方をやり、指導していただく先生から叱咤激励され当日を迎えてきたのです。
今年は音楽の授業もなく、従来通りの実施が難しく、どうなるかと心配していたのですが、3年生の力でやり遂げたい熱い思いを表明し、希望者を募り、進路決定時期の最中、放課後の練習日をやりくりしながらやり遂げたのです。
私は、その苦労と努力を見ていただけに、当日本番の出来栄えはもとより、彼女たちのチャレンジ精神と行動力に涙が出るほど感動しました。

ところで、最近目にした文章の中に、こんな記述がありました。
「難しくて前例がないことに出くわした時に多くの人は、「じゃあやめておこう」となる。時にはやめておこうという言葉すら出なくて、難しい、難しいとうなずき合って、本当に不可能なのか、実現の可能性はないのかを考えもしないまま、せっかくのアイディアや理想的な未来を手放してしまうことがよくある。」と筆者が嘆いている一文でした。
私は、みなさんには、「難しいし、前例がない」からこそ、「わくわくするし、燃えてくる」と思うことができる人になってほしいと願っています。

さて、2学期を振り返り、あなたはどんな感動体験をしましたか?あなたは何にチャレンジできましたか?そして、何を学び取りましたか?
私の知る範囲ですが、各学年のこんな取り組みはまさに、感動・チャレンジ・学び・ではなかったでしょうか。

中学1年生は、自分たちで考えた方法で食品を集め、困っている人に届けました。
2年生は、姉妹校に送る京都紹介英語ビデの作成を全員でやり遂げました。
3年生は、長崎修学旅行で本当に素晴らしい平和宣言を作り、発表してきました。
高校1年生は、HRの結束力なくしてはできない文化祭ステージ発表を披露しました。
2年生は、実施できた修学旅行の経験が、当たり前の大切さを学びました。
3年生は、文化祭のステージと展示でも新しい発想の作品を作り上げました。

さあ、引き続き、チャレンジ精神と行動力を鍛えてください。
そこで、チャレンジに臆病になった時の魔法の言葉を贈ります。
「だけどできるかも」です。
だって、考えてみてください。人類は前例のないことを繰り返して、社会を発展させてきました。
どんなに難しいと思っても、そんなことはできっこないと言われても、可能性はいつだってゼロではないのです。
「だけど できるかも」と考えて行動してください。
失敗なんて、気にしない。気にしない。

最後になりましたが、最近、報道された内容が気になっている事でしょう。
聞きたいこと言いたいことに私は耳を傾け、事実を伝えます。
そして、みなさんが居心地の良い学校であるために今までも、これからも一生懸命に働くことを約束して、終業式のお話とします。

2022年12月19日

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