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【校長メッセージ】2022年度 始業式 あいさつ (2学期)

夏休みが終わりましたね。長い休暇の後の登校は「エイヤー」と気合を入れないと、気持ちも体も切り替えがつきにくいですから、今朝、無事にあなたが登校できたことに、まず、あなた自身で、自分に花丸をつけましょう。

さて、この夏も世の中、良くないことが数多くありました。
まず、いつまで続くのかと言いたいコロナ感染状況です。過去最高数を更新する日々の中で、身の回りに感染者がいないことが不思議なくらいの状態です。
次に災害の多発です。「記録的短時間大雨情報」「洪水警報」「地震速報」など日本列島いたるところで自然災害が起きています。先日学校も地下が水浸しになりました。温暖化による異常気象をひしひしと感じます。また、海外に目を転じれば、ウクライナに限らず、人道支援の必要な国々がいくつもあります。今世界中の人々は、「平穏な日常が当たり前ではない」という自覚をもって、暮らすようになってきています。

良いこともありました。校内の事では、吹奏楽部が久しぶりに金賞受賞、器械体操高橋さんのインターハイでの活躍をはじめ、各種試合やコンクールに出場した生徒は、思う存分練習成果を披露できました。また、ドイツのベルリンにあるフローナウ・プロテスタント校とオンラインでしたが姉妹校調印に向けて、高校生徒会代表を交えて話し合いが実現できました。近日生徒会から当日の様子が知らされるはずです。また、生徒みなさんからの要望だった2,3号館のトイレの改修もお待たせしましたがどうにかできました。
国内に目を向けた時、高校生の多岐にわたる分野での活躍が目にとまりました。中でも平和を望む18都道府県の高校生が協力して核兵器廃絶に向けて、政府への要望書を提出した活動が報道されていました。自分たちが生きていく未来の社会がどうあるべきかを考えて行動する姿はとても晴れやかな気分になりました。

さあ、2学期は、みなさんがもう一回り成長を遂げる絶好の機会が学校生活の中にたくさんちりばめられています。それをキャッチするかはあなた自身に関わっています。一人で取り組むべきこともあれば、仲間と協力して取り組むべき事もあります。楽しんでやることもあれば、少し気乗りがしないこともあるでしょう。それでも、経験からしか学べないことがあります。失敗を恐れずに。もめ事を避けずに。世の中にはやってみないと分からない事が多いのです。ある程度考えたら、あとは思い切りが肝心です。自分の可能性を信じて、何事にもチャレンジすることをお薦めします。その先に待っている感覚は、時の流れと共に変化した自分を心地よく思うことです。それを私は成長と呼びます。

最後に、私が皆さんの成長に期待して見守る理由を伝えて、始業式のお話を閉じます。 それは、自分をこよなく好きになるためです。自分で自分をほめることのできる人になってほしいからです。これが、みなさんに付けてほしい3つの力の土台である「自尊感情」を養うことだからです。2学期は自分でたくさんの花丸をつけてください。そんなあなたの姿が身近な人に勇気や喜びを与えます。それが「光の子として歩む」ということなのです。

2022年8月25日

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